皆さんこんにちは!
株式会社嶋田工務店の更新担当中西です。
嶋田工務店のよもやま話~part8~
今回は、改修時期についてです。
ということで、住宅の部位ごとの改修時期の目安や、最適なリフォームタイミングについて深掘りしていきます♪
住宅は年月とともに劣化していくものです。しかし、適切なタイミングで改修を行えば、家の寿命を延ばし、快適な住環境を維持することが可能です。
しかし、「リフォームはいつやればいいの?」と悩む人も多いでしょう。早すぎるとコストが無駄になり、遅すぎると劣化が進み、修繕費が高額になることも。リフォームの適切な時期を知ることは、無駄な出費を抑えながら家を長持ちさせるために非常に重要です。
1. なぜ改修時期の見極めが重要なのか?
リフォームを適切なタイミングで行うことで、以下のメリットがあります。
✅ 修繕費用を抑えられる:劣化が進む前に対処すれば、大規模な工事を回避できる。
✅ 住まいの安全性が向上:屋根や外壁の劣化による雨漏りやカビの発生を防げる。
✅ 快適な住環境を維持できる:断熱性や設備の性能を保ち、住み心地を良くする。
✅ 資産価値の維持・向上:築年数が経っても定期的に改修することで、資産価値を下げにくくなる。
では、具体的に「どの部分を、いつ改修すべきか?」を詳しく見ていきましょう。
2. 住宅の改修時期の目安
① 外壁リフォーム(改修時期の目安:10〜20年)
外壁は雨風や紫外線にさらされるため、最も劣化が進みやすい部分です。
劣化のサイン
- 外壁にヒビ割れがある(クラック)。
- チョーキング現象(手で触ると白い粉が付く)。
- 色あせやコケ・カビの発生。
適切な改修方法
- 再塗装(10〜15年ごと):劣化が軽度なら塗り直しで保護可能。
- 張り替え・カバー工法(15〜20年ごと):劣化が進んでいる場合は、張り替えや重ね張りが必要。
外壁を放置すると、ヒビから雨水が入り、建物内部にダメージを与えるため、早めの対策が重要です。
② 屋根リフォーム(改修時期の目安:15〜30年)
屋根は雨風・雪・紫外線の影響を最も受けやすいため、耐久性のある素材選びと適切なメンテナンスが必要です。
劣化のサイン
- 屋根材の浮き・剥がれ・ズレ。
- 雨漏りの発生(天井にシミがある場合も要注意)。
- コケやサビの発生。
適切な改修方法
- 塗装(10〜15年ごと):スレート屋根や金属屋根は、塗装で保護できる。
- 部分補修(15〜20年ごと):瓦のズレや割れがあれば交換。
- 全面葺き替え(20〜30年ごと):老朽化が進んだ場合は、新しい屋根に交換。
屋根の劣化を放置すると雨漏りの原因になり、建物の構造部分まで腐食する可能性があるため、早めの点検とメンテナンスが重要です。
③ 水回りリフォーム(改修時期の目安:10〜30年)
キッチン・浴室・トイレなどの水回り設備は、使用頻度が高いため、定期的な交換やメンテナンスが必要です。
劣化のサイン
- 水漏れや配管の詰まり。
- 蛇口やシンクのサビ・劣化。
- カビや異臭が発生している。
適切な改修方法
- キッチン・浴室(15〜25年):設備の老朽化や機能向上のために交換。
- トイレ(10〜20年):水漏れが発生する前にリフォーム。
- 配管の交換(20〜30年):古い配管は錆びや詰まりが発生しやすいため、早めの交換が必要。
水回りは劣化するとカビや漏水の原因となり、放置すると床や壁までダメージが広がるため、早めのリフォームがおすすめです。
④ 床・フローリングの改修(改修時期の目安:10〜30年)
床は日常的に負荷がかかる部分のため、傷や劣化が進みやすいです。
劣化のサイン
- 床がきしむ・沈む。
- 表面の剥がれや傷が目立つ。
- 湿気によるカビや変色。
適切な改修方法
- ワックスがけ(1〜2年ごと):フローリングを保護。
- 表面の補修(10〜15年ごと):部分的な張り替えで対応可能。
- 全面張り替え(20〜30年ごと):劣化が進んだ場合は新しい床材に交換。
特に湿気の多い地域では、床のカビや変色が進みやすいため、定期的な点検が必要です。
3. まとめ——最適なリフォーム時期を見極めて、長く快適に住むために
リフォームは、適切なタイミングで行うことで、家の寿命を延ばし、無駄なコストを抑えることができます。
✅ 外壁リフォーム(10〜20年) → ひび割れ・チョーキングが出たら塗装or張り替え。
✅ 屋根リフォーム(15〜30年) → 雨漏りやズレが見えたら修繕or葺き替え。
✅ 水回りリフォーム(10〜30年) → 水漏れ・設備の劣化があれば交換。
✅ 床・フローリング(10〜30年) → きしみ・剥がれがあれば補修or張り替え。
リフォームは「壊れてからやる」のではなく、「適切な時期に計画的に行う」ことで、快適で安心できる住まいを維持できます。定期的な点検を行い、早めの対策を心がけましょう!
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