ブログ|株式会社嶋田工務店

オフィシャルブログ

嶋田工務店のよもやま話~part14~

皆さんこんにちは!

株式会社嶋田工務店、更新担当の中西です。

 

少子高齢化、環境問題、ライフスタイルの多様化——現代の日本社会が抱えるこれらの課題に対して、住宅リフォームも大きな転換点を迎えています。これからのリフォームは、単なる「古くなった部分の修繕」ではなく、生活の質を根本から変えるための戦略的投資として注目されています。

では、近未来のリフォーム工事はどのように進化していくのでしょうか?今回はその展望を深く掘り下げてご紹介します。


1. スマートホーム化の加速

今後のリフォームでは、「スマートホーム」の導入がますます一般化すると予想されます。以下のようなシステムが標準装備となる可能性が高いです

  • 音声やスマホアプリで操作する照明・空調・セキュリティ

  • 高齢者の見守り機能を備えたセンサー付き住環境

  • エネルギー効率を自動最適化するスマート電力管理

これにより、高齢者世帯や共働き家庭の安心・安全・効率的な生活が実現されます。


2. サステナブル建材の主流化

地球環境への配慮は今後の建築業界の最重要テーマです。リフォームにおいても、以下のようなエコ素材の活用が広がっていきます

  • 再生木材やバンブーフローリング

  • 高断熱・高遮熱性の窓や外壁材

  • CO₂排出削減に寄与する塗装材や接着剤

また、リサイクル可能な素材や長寿命の部品を使った「循環型リフォーム」の需要も高まります。


3. AI・3D技術の高度化

前回の記事でも触れた3D図面やVRの導入に加え、今後はAIによるプラン自動設計も進化する見込みです。顧客のライフスタイルや趣味、家族構成に応じた「最適な空間設計」をAIが提案する時代が目前に迫っています。

また、施工現場におけるドローン調査や、ARを用いた施工ミス防止など、工事の安全性・正確性も飛躍的に向上します。


4. 多世代・多目的住宅への対応

今後の住まいは「住む」だけでなく、働く(テレワーク)、学ぶ(オンライン学習)、癒す(メンタルケア)といった複数の機能を担うことが求められます。

そのため、リフォーム工事では以下のような新しい要素が増加するでしょう:

  • 可変間仕切りによる多目的空間の設計

  • 書斎・防音室・ジムスペースなどの専用設計

  • 在宅医療や介護に対応したバリアフリーリフォーム


未来は今、始まっている

リフォームは、今後ますます「住まいの再構築」としての役割を担い、人々の暮らしに深く関わる存在になります。今からその流れを知り、未来を先取りするリフォームを選ぶことが、真の「快適な暮らし」への第一歩となるのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

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嶋田工務店のよもやま話~part13~

皆さんこんにちは!

株式会社嶋田工務店、更新担当の中西です。

 

リフォーム工事を成功に導く鍵は「完成後のイメージ共有」です。ところが、従来の2D図面では「想像と違った」という失敗が後を絶ちません。そこで今、業界で急速に注目を集めているのが3D図面です。

これは単なる視覚補助ではなく、「施主と設計者、施工者との信頼を結ぶコミュニケーションツール」としても重要な役割を担っています。


3D図面とは?:未来の家を“今”見る技術

3D図面とは、パソコンやタブレットを使って、空間を立体的に表示する建築ビジュアライゼーションの一種です。これにより、リフォーム後の住宅を360度の視点で確認でき、壁の色・天井の高さ・光の入り方・家具の配置など、実際の生活シーンに即した視覚体験が可能になります。


なぜ今、3D図面がこれほど注目されているのか?

1. 施主の理解力が飛躍的に向上

平面図では伝わりにくい空間の広がりや奥行き感を、3Dで直感的に把握できるため、施主の不安が減り、満足度が向上します。

2. 変更や比較が簡単に

「壁紙を変えたらどう見える?」「キッチンを対面型にすると?」といったシミュレーションがその場ででき、プラン比較が圧倒的にスムーズになります。

3. VR(バーチャルリアリティ)との融合

VRゴーグルを使えば、仮想空間の中で実際にリフォーム後の家を歩いて体験可能。まさに「未来の家をリアルに体験」できるのです。


導入事例:こんなふうに役立つ!

ケース1:間取り変更の不安を解消

2DKから1LDKに変更する際、家具の配置や生活動線が心配だった施主が、3D図面で事前確認することで安心してプラン決定。

ケース2:内装のデザイン確認

クロスや床材の色味を3パターン作成し、家族全員で選定。結果、全員が納得の仕上がりに。


今後の展望:AI × 3Dで進化する設計の未来

今後は、AIによって生活スタイルや趣味嗜好を分析し、自動で最適な間取りや内装を3D化する技術も登場しています。設計の民主化が進み、施主自身がデザイナーとしてリフォームに参加できる時代がやってきます。


リフォーム成功のカギは“可視化”にあり

3D図面は、感覚的だった「理想の家」を、現実的かつ具体的に見せてくれる頼もしい味方です。リフォームにおける失敗や後悔を防ぎ、理想に限りなく近い空間づくりを実現します。

 

次回もお楽しみに!

 

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3d図面に近づけております

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こんにちは😆
嶋田工務店です。
3d図面に近づけております。
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嶋田工務店のよもやま話~part12~

皆さんこんにちは!

 

株式会社嶋田工務店、更新担当の中西です。

 

 

未来のリフォーム:スマートで、サステナブルな暮らしづくりへ

 


前回は、リフォームがどのように環境と関わっているかをご紹介しました。今回は、これからの時代に求められる「未来のリフォーム」について掘り下げてみましょう。

社会の価値観は、“新築至上主義”から“良いものを長く使う”方向へ。
そして、テクノロジーの進化によって、リフォームの在り方もどんどん進化しています。


◆ デジタル化とスマートリフォームの可能性

 

● BIMや3Dスキャンによる設計の高度化

  • 建物の現状を3Dでデジタル化することで、改修箇所の検出・設計が迅速に。

  • 完成イメージを仮想空間で確認でき、施主と職人のミスコミュニケーションを防ぐ。

● スマートホーム導入リフォーム

  • 照明・空調・セキュリティ・家電をスマホや音声でコントロール

  • 高齢者の見守り機能や、省エネ運転による光熱費削減にも効果

● AIによる劣化診断と最適プランの提案

  • カメラやセンサーで劣化箇所を自動検出

  • 屋根や外壁などの修繕時期を“予測”し、リフォーム計画を自動最適化


◆ 地球と調和する“サステナブル・リフォーム”

 

● ゼロエネルギーハウス(ZEH)化

  • 太陽光発電・高断熱・高効率機器の導入により、消費エネルギーをゼロに近づける

  • 既存住宅でも、段階的なZEH化リフォームが可能

● 脱炭素リフォームと補助制度

  • 政府が推進する「カーボンニュートラル2050」に対応し、環境負荷の少ない家づくりを支援

  • 各自治体でも補助金制度が拡充中(窓断熱・太陽光・蓄電池 など)

● 地産地消・ローカル建材の活用

  • 地元の木材や左官素材、職人の技術を生かした“地域密着型”の改修

  • 地域経済活性化と輸送CO₂削減の両立


◆ 多様な価値観に応えるリフォームの未来

 

  • 家族構成やライフスタイルに応じた「可変間取り」リフォーム

  • バリアフリーからユニバーサルデザインへ

  • ペット共生住宅や、趣味空間の再構築など個性重視の時代へ


◆ 新しい“仕事”としてのリフォーム業界

 

  • DX(デジタル化)による働きやすさの向上

  • 女性や若者の参入を促すワークスタイルの多様化

  • デザイン性と機能性を融合した「リフォーム・コーディネーター」需要の増加


◆ まとめ:未来のリフォームは、暮らしの“再設計”

 

  • 地球にも人にもやさしい、再生型の住まいづくり

  • デジタルと職人技の融合によるスマート施工

  • 自分らしく、快適に、生涯住み続けられる家をつくる

リフォームは、家をただ“直す”だけの工事ではありません。
住む人の未来と、社会全体の環境の未来、その両方に責任を持つ“未来を設計する仕事”なのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

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嶋田工務店のよもやま話~part11~

皆さんこんにちは!

株式会社嶋田工務店、更新担当の中西です。

 

 

リフォームと環境問題:住まいの再生が地球を救う?

 


今回は「リフォームと環境」の関係についてじっくりお話しします。

「リフォーム」は単に古くなった家をきれいにする作業…そう思われがちですが、実は“地球環境を守る”という観点からも、非常に大きな意義を持つ工事なんです。

住宅のリフォームは、建て替えとは異なる「再利用」や「長寿命化」の側面を持ち、まさに循環型社会の要。
しかし、そこにはまだ多くの課題と乗り越えるべき壁もあります。


◆ リフォームとは?建て替えとの違い

 

  • リフォーム:既存の建物を修繕・改修して使い続けること

  • リノベーション:性能や価値を“刷新”する大規模な改装(広義ではリフォームに含まれる)

  • 建て替え:建物を一度壊し、新たに建て直すこと

リフォームは、今ある構造体や資材をできるだけ生かして使う「再生型」の工事です。これが、環境への配慮において非常に重要なポイントになります。


◆ リフォームと環境負荷:その実態とは?

 

リフォームは“エコ”なイメージがありますが、内容によっては逆に環境負荷を高めてしまうこともあります。

● 廃棄物の発生

  • 解体や撤去時に発生する廃材(壁材、断熱材、床材など)は産業廃棄物となります。

  • アスベスト含有建材や古い塗料など、有害物質が混じる場合もあり、適切な処理が求められます。

● エネルギー消費と排出

  • 工事で使う電力や燃料、搬入出の車両が出す排ガスなども見逃せません。

  • 特に断熱改修のための新材搬入や重機使用がある場合、相応のエネルギーが必要となります。

● 騒音・粉じんなどの生活環境への影響

  • 室内リフォームでも音や振動、ほこりが発生します。

  • 近隣住民とのトラブルや健康リスクにも注意が必要です。


◆ 環境にやさしいリフォームを目指す取り組み

 

こうした課題に対し、現在ではさまざまな「環境配慮型リフォーム」の取り組みが始まっています。

● 再利用・再生資材の活用

  • 古材やリユース建材を用いた施工が増加。

  • 古建具や無垢材をそのまま再利用することで、廃棄物も資材費も削減。

● 省エネ性能の向上

  • 窓・断熱材・高効率給湯器など、断熱性や省エネ性を高めるリフォームは、施工後のエネルギー消費を削減。

  • 脱炭素社会への貢献として国も補助金を用意。

● 自然素材・低VOC建材の使用

  • 化学物質の少ない自然素材(珪藻土、無垢材、自然塗料など)で、施工中・居住後の空気質改善を実現。

  • 室内環境と住む人の健康に配慮。


◆ 工事会社・施主ができる環境配慮とは?

 

  • 事前の丁寧な現地調査と資材の適正見積もり

  • 資材の過剰発注・廃材発生の抑制

  • 分別解体・適正処分の徹底

  • 近隣への環境配慮(防音・防じん・説明責任)

リフォームは“直して住み続ける”という選択。
これは、単に住宅の寿命を延ばすだけでなく、地球の資源を守る行為でもあるのです。


次回は、「じゃあこれからのリフォームってどうなるの?」という未来の視点から、技術革新や価値観の変化、そしてスマート&サステナブルな社会に向けたリフォームの役割を深掘りしていきます!

次回もお楽しみに!

 

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メルカ月町3店舗

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こんにちは😆
嶋田工務店です。
今回はメルカ月町でテナントを
超ハードでしたが
3店舗工事を行いました👷
25日からオープンなので是非遊びに来てください😆
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嶋田工務店のよもやま話~part10~

皆さんこんにちは!
株式会社嶋田工務店の更新担当中西です。

 

嶋田工務店のよもやま話~part10~

今回は、設計についてです。

ということで、リフォーム工事における設計の進め方・ポイント・注意事項を、設計者と施主の両視点から深く解説します。

 

リフォームは「古くなったところを直す作業」と思われがちですが、実はそれだけではありません。暮らし方・使い方・動線・機能性・将来性までを見直す“生活の再構築”こそが、リフォーム設計の本質です。

設計次第で、同じ工事でも暮らしやすさ・資産価値・満足度が大きく変わります。


🧭 1. リフォーム設計とは何か?“図面”ではなく“暮らし”を描く

新築と異なり、リフォームでは既存の構造・配管・法的制約の中で最適なプランを考える必要があります。つまり、制約が多い分、設計者の経験と創造性が問われる分野です。

リフォーム設計の役割

  • 現状の課題と希望をすり合わせ、プラン化する

  • 配線・配管・構造との整合をとる

  • コスト・工期・施工性を見据えて現実的に落とし込む


📐 2. リフォーム設計の基本ステップ

◯ ステップ①:ヒアリングと現地調査

  • ご家族構成、将来設計、生活パターンをヒアリング

  • 「ここが使いにくい」「こうしたい」などの不満と希望の言語化

  • 構造・給排水・電気容量などの制約調査

→ 設計者が現地に足を運び、目視と計測で寸法・劣化状態・動線をチェック

◯ ステップ②:ゾーニング・空間計画

  • 空間全体を「用途別に整理」(例:LDK、水回り、収納)

  • 開放感とプライバシー、動線と視線のバランスを設計

  • 特に家事動線・回遊性・採光計画が満足度に大きく影響

◯ ステップ③:詳細図面の作成と仕様決定

  • 平面図・展開図・照明配置・設備レイアウトの作成

  • 床・壁・天井・建具・キッチン・ユニットバスなど、仕様書で明確化

  • ショールーム同行やサンプル確認も設計フェーズに含まれる


🏗 3. 設計時の具体的な検討事項と注意点

◯ 構造との整合性

  • 戸建て木造住宅では耐力壁の変更に注意(構造計算が必要な場合あり)

  • マンションでは共用部との接続(給排水立管など)に制約あり

  • 天井裏・床下のスペース確認(配線・ダクトの通し替えが必要なことも)

◯ 設備・配管との整合性

  • キッチン・洗面・浴室などの給排水経路の再配置にはコストがかかる

  • 電気容量アップ(分電盤増設)も古い住宅では設計段階から確認が必要

  • インターホン・コンセント・ネット配線の再計画も忘れずに

◯ 収納計画

  • 奥行・高さ・使い勝手までミリ単位で設計

  • “魅せる収納”と“隠す収納”を使い分けて生活感をデザイン

  • ファミリー層なら「玄関収納・食品庫・リネン収納」も重要ポイント


🛋 4. デザイン・インテリアとの連動

設計と内装はセットです。図面の中で空間の雰囲気をどう表現するかが、満足度に直結します。

◯ 材料選定

  • フローリング(無垢材、突板、フロアタイルなど)

  • 壁材(クロス、塗り壁、板張り)

  • 建具やキッチン扉の面材カラー選びも設計者と連携を

◯ 照明計画

  • 照明は設計段階で配置と回路を決定

  • ダウンライト、ペンダント、間接照明のシーン別使い分け

  • スイッチの位置・回路分け・調光調色も設計上の要素


📊 5. 設計とコストの関係性

設計によって工事費は大きく変わります。

設計要素 コストに与える影響
水回りの移動 高コスト(配管延長・床開口が必要)
造作家具 オーダーは高額だが空間にフィット
間取り変更 壁撤去・新設、構造補強が発生する場合も
断熱改修 長期的にランニングコスト低下

コストと効果のバランスを設計段階でしっかり見極めることが重要です。


🧾 6. 設計者との連携のコツ

◯ 情報は“見える化”して共有

  • 雑誌の切り抜きやPinterest、SNSの画像などを活用

  • 「この家のここが好き」など直感的な感覚も設計者に伝える

  • 「NGポイント」も明確にする(例:暗い色は嫌、タイルは掃除が面倒など)

◯ 生活のシミュレーションを一緒に行う

  • 朝の家事動線

  • 子どもの登校準備

  • 室内干し・外干しの流れ

  • ゴミ出しや収納のタイミング

→ こうした具体的な生活リズムに寄り添った設計が、満足度の高いリフォームを生みます。


✅ 設計は“リフォームの設計図”ではなく“暮らしの未来図”

リフォーム設計とは、単なる間取りの変更や図面作成ではありません。
「どんな暮らしをしたいか?」という夢を、現実の中で形にする仕事です。

設計で意識すべき5つの要素

  1. 家族構成と将来設計

  2. 動線・収納・採光の最適化

  3. 設備・構造・法規との整合

  4. インテリア・照明との一体感

  5. コストと効果のバランス管理

 

 

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嶋田工務店のよもやま話~part9~

皆さんこんにちは!
株式会社嶋田工務店の更新担当中西です。

 

嶋田工務店のよもやま話~part9~

今回は、確認事項についてです。

ということで、リフォーム工事に入る前に必ず確認すべき項目を、以下の5つのステップに分けて深く解説します。

 

「リフォーム工事を頼んだのに、思っていたのと違った…」
「工事途中で追加費用が発生してしまった…」

こうしたトラブルは、工事前の確認不足が原因で起こるケースが大半です。住宅リフォームは、ライフスタイルの変化に対応し、住まいの価値を高める大切な機会であると同時に、計画・設計・施工まで多くのプロセスが関わる“複雑なプロジェクト”でもあります。


🏠 1. 現状把握と目的の明確化

◯ 現状の課題を「見える化」

まずは「なぜリフォームをしたいのか?」を明確にしましょう。

✅ よくある目的

  • キッチンが使いづらい(動線・収納)

  • 経年劣化による設備交換(浴室、トイレなど)

  • 家族構成の変化に対応(子供部屋の新設、バリアフリー化)

  • 省エネ・断熱性能の向上

建物の構造、配管の位置、電気容量なども現地調査で確認が必須。これにより、工事可否や設計の制約条件を把握できます。


📝 2. プランニング・見積もり前の確認事項

◯ 希望の優先順位づけ

  • 「絶対に実現したいこと」

  • 「できれば実現したいこと」

  • 「コスト次第で検討したいこと」

この3段階に分けて要望をまとめると、見積もりの内容や減額調整がスムーズになります。

◯ 工期の希望と生活への影響

  • 「住みながら工事」か「仮住まい」か?

  • 工事音や粉塵が出る日程(特に小さなお子様やペットがいる場合)

仮住まい期間の手配、引越しや荷物の保管計画なども必要になります。


📐 3. 設計・仕様決定時の確認事項

◯ 図面・仕様書の内容確認

  • 平面図・立面図・展開図を見て動線や空間イメージを確認

  • キッチンや浴室の設備仕様書(グレード、サイズ、色など)を1つ1つチェック

◯ 材料や仕上げのサンプル確認

  • 床材やクロスはA4サイズ程度の現物サンプルで確認

  • 小さなサンプルと大面積での印象は異なるため、ショールームで実物確認を推奨

◯ 増改築の制限確認(構造・法規)

  • 木造軸組か、RCか、鉄骨かでできることが変わる

  • 増築部分が建築基準法・消防法に適合するか

  • 確認申請や中間検査が必要な場合もあり、役所との調整が必要


💰 4. 見積もりと契約時の確認事項

◯ 見積書の内訳確認

  • 工事費は「材料費+人工(にんく)費+諸経費+設計料」などに分かれる

  • 「一式」表記に注意。できるだけ明細で提示してもらう

  • 追加費用が発生しやすい項目(解体後の構造補強、水回り配管延長など)を事前に想定

◯ 契約書のチェックポイント

  • 工事範囲(どこまでが含まれているか)

  • 支払い条件(着手金、中間金、残金のタイミング)

  • 工期遅延時の対応、瑕疵保証、アフターサービスの有無


🛠 5. 着工前~工事中の確認事項

◯ 着工前の近隣挨拶と養生計画

  • 騒音・車両出入り・共用部の使用(マンションの場合)など、近隣への配慮は必須

  • 床・家具・家電の養生範囲と方法(ブルーシート or プロテクトボード)を業者と打ち合わせ

◯ 工事中の進捗確認とコミュニケーション

  • 定期的な現場立ち会い(中間検査)

  • 予定外の変更(予算増・デザイン変更)が出た場合の対応体制

「言った・言わない」のトラブル防止のために、変更内容は必ず書面で確認


✅ リフォーム成功のカギは「準備8割、工事2割」

リフォーム工事では、計画・確認・コミュニケーションの3つの質が、完成後の満足度を大きく左右します。
“安い・早い”だけで判断せず、自分たちの暮らしや将来にフィットした選択をすることが何より大切です。


📝 事前確認チェックリスト

項目 チェック内容
現地調査 配管・構造・寸法を正確に確認
プラン 優先順位を明確にして共有
見積 内訳が明確で追加費用の可能性も説明済み
契約 工事範囲、支払い条件、保証内容が記載されているか
工事中 進捗確認と変更対応のフローが明確

 

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嶋田工務店のよもやま話~part8~

皆さんこんにちは!
株式会社嶋田工務店の更新担当中西です。

 

嶋田工務店のよもやま話~part8~

今回は、改修時期についてです。

ということで、住宅の部位ごとの改修時期の目安や、最適なリフォームタイミングについて深掘りしていきます♪

 

住宅は年月とともに劣化していくものです。しかし、適切なタイミングで改修を行えば、家の寿命を延ばし、快適な住環境を維持することが可能です。

しかし、「リフォームはいつやればいいの?」と悩む人も多いでしょう。早すぎるとコストが無駄になり、遅すぎると劣化が進み、修繕費が高額になることも。リフォームの適切な時期を知ることは、無駄な出費を抑えながら家を長持ちさせるために非常に重要です。


1. なぜ改修時期の見極めが重要なのか?

リフォームを適切なタイミングで行うことで、以下のメリットがあります。

修繕費用を抑えられる:劣化が進む前に対処すれば、大規模な工事を回避できる。
住まいの安全性が向上:屋根や外壁の劣化による雨漏りやカビの発生を防げる。
快適な住環境を維持できる:断熱性や設備の性能を保ち、住み心地を良くする。
資産価値の維持・向上:築年数が経っても定期的に改修することで、資産価値を下げにくくなる。

では、具体的に「どの部分を、いつ改修すべきか?」を詳しく見ていきましょう。


2. 住宅の改修時期の目安

① 外壁リフォーム(改修時期の目安:10〜20年)

外壁は雨風や紫外線にさらされるため、最も劣化が進みやすい部分です。

劣化のサイン

  • 外壁にヒビ割れがある(クラック)。
  • チョーキング現象(手で触ると白い粉が付く)。
  • 色あせやコケ・カビの発生

適切な改修方法

  • 再塗装(10〜15年ごと):劣化が軽度なら塗り直しで保護可能。
  • 張り替え・カバー工法(15〜20年ごと):劣化が進んでいる場合は、張り替えや重ね張りが必要。

外壁を放置すると、ヒビから雨水が入り、建物内部にダメージを与えるため、早めの対策が重要です。

② 屋根リフォーム(改修時期の目安:15〜30年)

屋根は雨風・雪・紫外線の影響を最も受けやすいため、耐久性のある素材選びと適切なメンテナンスが必要です。

劣化のサイン

  • 屋根材の浮き・剥がれ・ズレ
  • 雨漏りの発生(天井にシミがある場合も要注意)。
  • コケやサビの発生

適切な改修方法

  • 塗装(10〜15年ごと):スレート屋根や金属屋根は、塗装で保護できる。
  • 部分補修(15〜20年ごと):瓦のズレや割れがあれば交換。
  • 全面葺き替え(20〜30年ごと):老朽化が進んだ場合は、新しい屋根に交換。

屋根の劣化を放置すると雨漏りの原因になり、建物の構造部分まで腐食する可能性があるため、早めの点検とメンテナンスが重要です。

③ 水回りリフォーム(改修時期の目安:10〜30年)

キッチン・浴室・トイレなどの水回り設備は、使用頻度が高いため、定期的な交換やメンテナンスが必要です。

劣化のサイン

  • 水漏れや配管の詰まり
  • 蛇口やシンクのサビ・劣化
  • カビや異臭が発生している

適切な改修方法

  • キッチン・浴室(15〜25年):設備の老朽化や機能向上のために交換。
  • トイレ(10〜20年):水漏れが発生する前にリフォーム。
  • 配管の交換(20〜30年):古い配管は錆びや詰まりが発生しやすいため、早めの交換が必要。

水回りは劣化するとカビや漏水の原因となり、放置すると床や壁までダメージが広がるため、早めのリフォームがおすすめです。

④ 床・フローリングの改修(改修時期の目安:10〜30年)

床は日常的に負荷がかかる部分のため、傷や劣化が進みやすいです。

劣化のサイン

  • 床がきしむ・沈む
  • 表面の剥がれや傷が目立つ
  • 湿気によるカビや変色

適切な改修方法

  • ワックスがけ(1〜2年ごと):フローリングを保護。
  • 表面の補修(10〜15年ごと):部分的な張り替えで対応可能。
  • 全面張り替え(20〜30年ごと):劣化が進んだ場合は新しい床材に交換。

特に湿気の多い地域では、床のカビや変色が進みやすいため、定期的な点検が必要です。


3. まとめ——最適なリフォーム時期を見極めて、長く快適に住むために

リフォームは、適切なタイミングで行うことで、家の寿命を延ばし、無駄なコストを抑えることができます。

外壁リフォーム(10〜20年) → ひび割れ・チョーキングが出たら塗装or張り替え。
屋根リフォーム(15〜30年) → 雨漏りやズレが見えたら修繕or葺き替え。
水回りリフォーム(10〜30年) → 水漏れ・設備の劣化があれば交換。
床・フローリング(10〜30年) → きしみ・剥がれがあれば補修or張り替え。

リフォームは「壊れてからやる」のではなく、「適切な時期に計画的に行う」ことで、快適で安心できる住まいを維持できます。定期的な点検を行い、早めの対策を心がけましょう!

 

 

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嶋田工務店のよもやま話~part7~

皆さんこんにちは!
株式会社嶋田工務店の更新担当中西です。

 

嶋田工務店のよもやま話~part7~

 

今回は、耐久性についてです。

ということで、リフォーム内容ごとの耐久性の違いや、長持ちするリフォームを実現するためのポイントについて深掘りしていきます♪

 

リフォームは、単に家を美しくするだけでなく、「どれくらい長く快適に使えるか」が非常に重要です。どんなに素敵なリフォームをしても、数年後に劣化が進み、再び修繕が必要になれば、余計な費用がかかってしまいます

しかし、リフォームの耐久性は「材料の選び方・施工の質・環境条件」などの要素によって大きく左右されます。適切なリフォームを行えば、数十年単位で美観と機能性を保つことも可能です。


1. リフォームの耐久性を決める3つの要素

リフォームの耐久性は、次の3つの要素で決まります。

① 材料の質(耐久性の高い素材を選ぶ)

  • 安価な材料は、初期コストは抑えられるが、数年で劣化が進みやすい。
  • 高品質な材料は、コストは高くなるが、耐久性が高く、長持ちする。
  • 耐水性・耐熱性・防汚性など、使用環境に適した素材を選ぶことが重要。

② 施工の質(職人の技術による差)

  • どんなに高品質な材料を使っても、施工が雑だと耐久性は大きく低下する。
  • 例えば、壁紙やフローリングの施工が甘いと、数年で剥がれや浮きが発生することも。
  • 信頼できる業者・職人を選ぶことが、耐久性を高めるカギになる。

③ 環境条件(家の立地や気候の影響)

  • 湿気が多い地域では、カビや腐食が進みやすい。
  • 寒冷地では、凍結によるヒビ割れのリスクがある。
  • 日当たりが良すぎる場所では、紫外線による色あせや劣化が早まる。

これらの要素を考慮して、適切な材料と施工方法を選ぶことで、リフォームの耐久性を大きく向上させることができます。


2. リフォーム内容ごとの耐久性の違い

リフォームする箇所によって、耐久性の目安や適した素材が異なります。それぞれの耐久性の特徴を詳しく見ていきましょう。

① 外壁リフォーム(耐久性目安:10〜30年)

外壁は、雨風や紫外線の影響を直接受けるため、耐久性の高い塗料や仕上げ材を選ぶことが重要です。

耐久性の高い外壁材の選び方

  • サイディング(窯業系・金属系):一般的な外壁材。15〜30年の耐久性。
  • モルタル+塗装仕上げ:10〜15年ごとに塗り替えが必要。
  • タイル外壁:汚れにくく、耐久性は30年以上。ただしコストが高め。

塗料の耐久性(塗装リフォームの場合)

  • アクリル塗料(耐久年数:約5〜7年)→ 安価だが劣化が早い。
  • シリコン塗料(耐久年数:約10〜15年)→ コスパが良く、人気。
  • フッ素塗料(耐久年数:約15〜20年)→ 価格は高いが、メンテナンスの手間が少ない。

外壁リフォームは、最も劣化が早い部分なので、耐久性の高い素材と適切なメンテナンス(定期的な塗り替え)が必須です。

② 屋根リフォーム(耐久性目安:15〜50年)

屋根も外壁と同じく、風雨や紫外線の影響を強く受けるため、耐久性の高い材料選びが重要です。

耐久性の高い屋根材の選び方

  • スレート(コロニアル):耐久性15〜25年(塗装メンテナンスが必要)。
  • ガルバリウム鋼板:耐久性30〜40年(軽量でサビに強い)。
  • 陶器瓦:耐久性50年以上(重量があるが、メンテナンス頻度が低い)。

特にスレート屋根は、塗装の劣化が進むと防水性が落ちるため、10〜15年ごとに再塗装が必要です。

③ 床材リフォーム(耐久性目安:10〜30年)

床は毎日使用するため、耐久性の高さと傷つきにくさが重要です。

耐久性の高い床材の選び方

  • 無垢フローリング(耐久年数:約30年以上)
    • 高級感があり、長期間使用可能。
    • ただし、水に弱く、定期的なメンテナンスが必要。
  • 複合フローリング(耐久年数:約10〜20年)
    • 耐水性があり、メンテナンスが楽。
    • ただし、表面が剥がれると修復が難しい。
  • クッションフロア(耐久年数:約10〜15年)
    • 水に強く、安価でメンテナンスがしやすいが、傷がつきやすい。

フローリングを長持ちさせるためには、定期的なワックスがけや、傷防止対策(フェルトシールなど)を行うと効果的です。

④ 水回り(キッチン・浴室・トイレ)のリフォーム(耐久性目安:10〜30年)

水回りは、カビ・湿気・水垢などが発生しやすく、耐久性を保つのが難しい部分です。

耐久性の高い設備の選び方

  • キッチン:ステンレス製シンクはサビに強く、耐久性が高い。
  • 浴室:ユニットバスは防水性が高く、寿命は20〜30年。
  • トイレ:陶器製の便器は30年以上持つが、パッキンや配管部分は10〜20年で交換が必要。

水回りは、定期的な清掃と防カビ対策をしっかり行うことで、劣化を遅らせることが可能です。


3. まとめ——長持ちするリフォームのために大切なこと

リフォームの耐久性を高めるためには、以下のポイントを意識することが重要です。

耐久性の高い材料を選ぶ(初期コストは高くても、長期的にはコスパ◎)
施工の質を重視し、信頼できる業者を選ぶ
環境条件を考慮し、適切なメンテナンスを行う
定期的な点検と補修で、劣化を防ぐ

リフォームは一度やったら終わり」ではなく、長く快適に使うための計画的な管理が重要です!

 

 

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